「ミラクルボンバーX」
〈前回までのあらすじ〉
街の平和を陰から守る正義の使者。
それが秘密戦隊「ミラクルボンバーX」である。

悪の組織、来栖川重工の野望を叩き潰すために
今日も闘い続けるのだ。
がんばれ!まけるな!ミラクルボンバーX!
第9話「4人目の戦士」
春の麗らかな午後。
この平和な街に少女の悲鳴が響いた。

町娘「きゃあ〜!!」

町娘「誰か!私のワンちゃんがぁ!」
ナイトマルチ「ふふふ。」

ナイトマルチ「今宵の剣は血に餓えているのよ♪」
丹下「な!なんて事を!」

丹下「貴様ぁ!さては来栖川重工の手先だな!」

丹下「正義の鉄槌を食らえ!」
ガコっ

丹下「むう・・・・・。」

ナイトマルチ「ふふふ、おまえなど相手にならないわよ♪」
そこに1台のライダーが登場。
我らがヒロイン坂下である。

坂下「大丈夫か?おやっさん」

丹下「ヤツは強いぞ!気を付けるんじゃ!」
坂下「解った。変身!」

坂下「かかって来い!」
その時、バトルフィールドに響き渡る少女の声が。

志保「ちょっと待ったぁ!」

坂下「む?!」

志保「マルチの相手は私がするわ!
この天才召喚師『ハウリング志保』様がね!」

坂下「セバス、誰だ?そいつは。」

セバス「この志保こそ、我らミラクルボンバーの4人目の戦士です。
志保は『犬と猫』を召喚出来るペットマスターなのです!」
坂下「なに!!」
(解説)
『召喚師』
召喚した獣をおのれの意のままに操ることが出来る者のことである。
現代では「日●猿軍団」の召喚師が有名。

セバス「そして彼女は、あの伝説の召喚師『マイクパフォーマー木村』の娘でもあるのです。」

丹下「そいつはスゲぇ!あんたの力を是非見せてくれ!」

志保「お易いご用よ!」

志保「出でよ!我が僕達!」
丹下「スゲぇ・・・本物だ!」
坂下「・・・・・明かに犬猫以外のモノも出てるぞ。」
志保「さあ!ヤツを食い千切っておしまい!」
マルチに飛びかかる無数の獣たち。

ナイトマルチ「う、きゃああああああ!」
むしゃむしゃ、ぽりぽり、もぐもぐ・・・・・
哀れ、骨と化すかマルチ・・・・。
しかし、
どがあ!ふべし!
志保・坂下「むっ!!」
大地に横たわる犬達の骸の中に3体に分裂したマルチの姿が!

マルチ「ふ、こんな畜生どもにやられる私ではないわ!」
セバス「あれは戦闘ロボットマルチ!」

セバス「来栖川重工は量産を成功させていたのか!」
丹下「くそお!ロボット兵器が来栖川重工だけのモノだと思うなよ!」

丹下「こっちにだって、とっておきのメカがあるんじゃい!」
丹下「出でよ!戦闘アンドロイド『アシモブレイド』!」

(解説)
『アシモブレイド』
本田技研から(黙って)借りて来た二足歩行型アンドロイド。
CMで踊るアシモの中身がコレである。
現在公開中の映画「ブレイド2」にウェズリースナイプのスタントとして出演している。

丹下「行け!おまえの力を見せてやれ!」

アシモブレードはサッカー選手並に早く走れるのだ!

げしっげしっ
坂下「・・・・・・速攻でボコられてるぞ。」
袋叩きにされているアシモを見つめる丹下。

丹下「やっぱりアシモのプロトタイプってのはウソかよ・・・・。」
丹下「こーなりゃ、坂下!ジャスティス坂下しかないぞ!」

坂下「・・・・・・・ジャスティススーツが無い。
変身は無理だ。」

丹下「こんなこともあろうかと思って、ちゃんと持って来たぞ!」
丹下「これで無敵のジャスティス坂下に変身するのじゃ!」

(丹下のイメージ像)
無言で立ち尽くす坂下が答える。

坂下「・・・・・・・実は
・・・・・・前から思ってたんだが・・・・・
・・・・・・・・ジャスティススーツは
・・・・・・・お尻のシッポが
・・・・・・・・ちょっとイヤ。」
丹下「・・・・・・・・・・。」

丹下「んじゃ志保、おまえが、これ着て闘え。」
志保「死んでもお断りよ。」
我らが無敵のヒロイン「ジャスティス坂下」が登場しない今、
この街に最大のピンチが訪れようとしている!
どうする?!ミラクルボンバー!
マルチ「ふふふ、どうしたの?もう終わり?」

マルチ「所詮、我らに逆らう事事態が間違いなのよ。
おとなしく来栖川重工に屈しなさい。」
丹下「・・・・黙れ、このポンコツめ。」

セバス「我らミラクルボンバーを見くびってもらっては困る。」
丹下「ワシらの力がこの程度だとでも思っているのか?」
丹下・セバス「ならば見せてやろう。」

丹下・セバス「ワシらの本当の力を!!」
−−−− こうして街の平和は守られた。 −−−−
夕陽に並ぶ4人の戦士達。

しかしミラクルボンバーXの死闘はまだまだ続く。
闘え!ミラクルボンバーX!
負けるな!ミラクルボンバーX!
ちなみにアシモはメンバーでは無い。
(柴犬談)